利きビール
昨日は元バイト先の仲間4人で飲みました。
面子は
- K 元バイト先の社員。ビールとビーフジャーキーをこよなく愛する生粋のビール党。好きな銘柄スーパードライ
- A 元バイト先の同僚。ビール・ワイン・ウィスキー等何でもイケる。サッカーと音楽が好き。好きな銘柄モルツ・エビス・黒エビ
- J 元バイト先の同僚。酒はまったく飲めない。
- 私 基本的に何でも飲める。クラシックラガーがお気に入り
飲み始めて3時間ほど経過し、J以外麦酒という名のガソリンでまさにエンジンがかかったであろう顔が少し紅潮し、饒舌になっていた。
A :みんなビールこんなに好きなんだからさ、利きビールやてみねぇ?
お互い認めるビール好きである。己のビールに対する愛情がまさに試されるのである。ビールの味の違いの判らないようではビール好きを名乗る資格はない。プライドを揺さぶられる問いかけに当然自信を持って答えたのであった。
一同 :よし!やってみよう!
用意したビールは4種
- モルツ :サントリーが贈る天然水にこだわったビール
- エビス :七福神恵比寿様の名を冠する長期熟成ビール
- 黒ラベル :ラベルのモチーフは北極星、新鮮さにこだわり
- クラシックラガー:昭和40年頃の熱処理法、当時の味わいを再現
酒を飲まないJが厚手の紙でラベルを隠し、3人が持つ空のグラスに黄金色の液体を注いでいく。細かな泡がキラキラして綺麗である。
一同:それじゃあ、改めて乾杯!
各自思い思いにグラスを傾けては、うなずく。皆自信があるようである。
K :深いね
私 :苦味と後味・・これは
A :多分・・判ったぞ
皆余裕といわんばかりにわかっているよオーラを出している。が、多少の緊張の色をのぞかせている。間違うわけにはいかないのだ。
ー絶対に負けられない試合があるー
A :せーのでいこう。
皆うなずく
一同:せーの・・・クラシックラガー!!
J :・・・・・・せ、正解!!
皆の表情が和らいだ
A :やっぱ判るもんだね
K :あんまり飲まないけど逆に判るね
私 :みんな正解か。
Jが次のビールを注いでいく
一同:乾杯!!
A :これはモルツではないね。あれだね
K :スッキリとしてそれでいてさわやか。うん!判った
私 :これはアレでしょう!?
一同:せーの・・・黒ラベル!!
J :正解は・・・黒ラベル。
またもや正解である。連続正解でみんなは上機嫌である。ビールが好きなのだ、違いを判った上で味を楽しんでいる。ビールが美味い
A :皆飲んだ後に色々言い過ぎちゃうね
K :確かに
私 :次からは黙って飲もう
続いて新しいビールが注がれていく。静かにグラスを交わして小さな乾杯。一口飲む緊張の瞬間。皆周りを見渡して首を傾げている。皆迷っている。
一同:せーの!!
AK:モルツ! 私:エビス!
初めて意見が割れ、確実に誰かが間違っている。皆Jのほうを見答えを待つ
J :正解は・・・・クラシックラガー
なんと皆不正解。渋い顔になっていた。
A :いや〜どっちかだと思ったんだが・・・
K :俺もそう思った
私 :あんまわかんなかった
A :クラシックかと思ったんだけどもう一回出ちゃったし・・
皆悔しそうである。Jのお手柄である。意表をつく選択、がしかし結局飲んで判らなかったのである。完敗であった。
ということがありました。ちょっと面白かったです。間違えると恥ずかしいです
すいません。味もわからずビール飲んでたようです